日系アメリカ人の夫を観察する日記

DNAは100%日本人でも、生まれも育ちもカリフォルニア!!という日米折衷な陽気な夫を見守る妻の記録です。

グリーンカードを保持する為に、Reentry Permitを申請する

結婚後グリーンカード を申請し、現在は10年間有効のグリーンカードを持っています。このグリーンカードですが、連続して180日以上アメリカから離れると、永住権を放棄したと見なされ没収されてしまいます。今回私は夫の仕事の都合で日本に行きますが、決してこのまま夫婦で日本に永住すると決めたわけではありません。もし、夫がすぐに日本での生活をやめ、アメリカに帰りたいと思った時にまた一から手続きをするというのは正直苦痛です。グリーンカードの申請にはお金も時間もかかり、精神的なストレスもかなり大きいものです。そこでreentry permit(再入国許可)の申請をすることにしました。これを申請すると最長で2年間アメリカを離れる事ができます。また再度申請する事でさらに2年間延長でき、その後は認められれば(かなり難しいらしい)1年間ずつ追加されるそうです。

 

心配な事

これはどんな手続きでもそうなんですが、常に”確実な保証はされない”というのが移民の悲しい現実です。この再入国許可も絶対ではありません。この許可を受けていても、入国審査時にオフィサーが永住を放棄したと見なせばグリーンカードを取り上げられてしまう可能性があるのです。特に私の場合、自分の母国に滞在するのでさらに注意が必要なのではないかと予想しています。

最悪のケースを防ぐ為に、

  • 自分名義の銀行口座をアメリカに残す、
  • グリーンカードに登録された住所で有効な自動車免許証を持つ、
  • アメリカ国内に有効な住所を残す

などの対策があるそうです。私たちは不動産を所有していないので、現在の住所であるアパートは解約しなければいけません。そこでグリーンカードの登録住所は夫の実家の住所に変更をしました。さて、間の悪い事に、私の運転免許証は今年の冬に更新しなければいけないんです。オンラインで手続きできるらしいと聞いたのですが、DMVを見るとメインテナンス中との表記が…。

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郵送で手続き可能とあるんですが本当だかどうだか…。この為だけにアメリカ来てDMVで延々と待つのだけは絶対に回避したいところです。とりあえず運転免許証も登録住所を夫の実家に変更をしました。

 

Reentry Permit 申請方法

オンラインのPDFファイルを記入、印刷し、パスポート写真2枚(紛失予防としてAナンバーと氏名を記入)、グリーンカード両面のカラーコピー、夫宛の日本企業からのオファーに関するメール、そして$660のチェックを添えて、追跡ナンバー付きのUPSサービスで発送しました。

金額にびっくりです。どうやら年々値上がりしてるようですね。こんなに高いのに確実な保証がないってすごい…。

ちなみに日本にいる外国人にも同じように「再入国許可申請」というものがあります。在留期間中に出入国を希望する人が申請するもので、1度限りだと3千円、複数回有効のものは6千円が許可された時のみ必要となります。申請自体は無料なんです。永住許可も許可された時のみ8千円を支払います。やす〜。日本って太っ腹なんでしょうか?

 

早くも問題発生
4/19に移民局からケースを受付けたというメールが届き、4/27にレシートが郵便で届きました。住所変更前のアパートの住所に!

どうしましょう…

 

 

参考リンク

永住資格の維持 | 在日米国大使館・領事館

Application for Travel Document | USCIS

法務省:再入国許可申請

法務省:永住許可申請