USCISへ行って来ました
先週末、Biometrics を取りにUSCISオフィスへ行って来ました。
指紋と顔写真をとるだけなので、何の心配もないはずなのですが、前夜から超ナーバス。布団に入っても寝付けず、起床予定時間より1時間も早く目が覚める…顔色最悪。気分を盛り上げようと新しく買ったワンピースとサンダルでいきました。
予約時間は朝8時。「早すぎ…」と不満に思っていたのですが、駐車場に着くともう手続きを終えたのかビルから出てくる人が結構いました。USCISって7時15分から開いているんですね。
携帯電話などの録音可能な機器は持ち込みが禁じられているので、スマホは車のダッシュボード内に入れておきました。以前、知らずに持ち込んだところ入館時のX線検査で指摘され、車に置いてくるよう指示された経験があります。(バスとかウーバーで来てたらどうするんでしょうね??)
受付にて予約日時が書かれたUSCISからの手紙とグリーンカードを見せ、セキュリティチェックのゲートをくぐります。空港でのチェックと一緒です。脱ぎ難いサンダルを履いて行ったことを後悔。
次にインタビューを受けに来た人とその他の人で向かうカウンターが分かれます。気がつかずにインタビューの方にしばらく並んでしまいましたよ!表示が小さいんだもん。
カウンターで再度USCISからの封書とグリーンカードを見せたところ、「ミドルネームの確認をしたいから他のIDを見せて欲しい」と言われました。これは初めての経験でした。封書の宛名にはミドルネームも省略されずに書いてあるのですが、グリーンカードにはイニシャルしか書いていないんですよね。統一すればいいのに。私は運転免許証を提示し無事確認ができました。ちなみにミドルネームが確認できるIDがない場合にはデータベースを使ってあちらで確認してくれるそうですが、時間がかかるので持参していく方が賢明かと思います。
フォームを渡されるので、名前・旧姓や通称名など現在の公式名以外に使っていた(る)名前と身長・体重・目の色・髪の色を記入します。(ちなみに列に並び直して、記入しながら待とうとすると注意されます。お姉さんがソファまで連れて行かれ、座るまで「ダメダメダメ」と注意されてました(笑))
以前のフォームは身長体重はフィートとポンドで書かなければならずわからなくて焦った記憶がありますが、今回のものはcm、kgでもOKになっていました。
皆さんはこの時髪の色って何色を選んでいますか?最初の頃、私は何の疑問もなく黒を選んでいたのですが、英会話のクラスでアメリカ人の先生に「あなたの髪はダークブラウンで黒とは言えない」と言われたことがあって途中からはダークブラウンを選んでいます。数年の間で答えが変わってることは不審に思われたりしないんだろうか…
再度カウンターで記入したフォームを確認してもらい、番号札をもらいます。この時点で15人待ちくらいでした。ここのオフィスは手際がいいのかサクサク呼ばれます。
そんな静まり返った部屋になんと!
〜♪♪♪〜
大音量の着信音
そして
「Hello!」
おいおい。
持ち込み不可って書いてあったのに?
前は車まで置きに行かせたのに?
しかも「携帯電話は使わないで、禁止ですよ!」の口頭注意のみでした。
なんだそれ。
番号が呼ばれたら、別室へ行きフォームを担当者に渡します。
データの入力後、バストアップの写真を撮り、指紋を取りました。
指紋は入国時にやるのと同様に4本+親指の順に取ります。その後一本ずつの指を回転しながら取ります。
サインをしたらおしまい。
待ち時間を含めて45分でした。
あとは日本の米国大使館に許可証が送られてくるのを待つだけです。
私の手続きはとりあえず一段落。ほっ。
アメリカにもクロネコさん
日本移住が決まってから不安だったのが、引越しのこと。
こちらであった駐在の奥様たちから国際引越しの苦労アレコレを聞いていたので「荷物を減らさなければ!」と私は必死になっていたのです。
でもどれくらい減らしていいかの目安もわからず…。
アメリカで自分のために買っていきたいものや家族友人へのお土産もどれくらいまで買っていいのやらわからず…。
クロネコさん
夫の会社から引越しサービスはヤマトトランスポート(以下ヤマト)を指定されました。
ヤマトのHPはなかなか親切にできていて、品物別に持込める個数や注意事項が検索できます。
見積もり
見積もりに来てくれたのはアメリカで引越し業務に携わって20年以上というベテランのおじ様でした。もちろん日本語OK。
家具や棚の中身など大体どれくらい持っていきたいか順番に見せていくと、手際よくリストを作り、それを元に後日見積額を教えてくれます。
軽快な引越しエピソードトークを交えつつ所要時間は30分くらいでした。
引越し当日は、品目ごとのリスト作成とパッキングで半日ぐらいで終わるそうです。「ただし、いる・いらないの選別だけは当日までに終わらせておいてくださいね…それ始まると作業終わらないんで…」と遠い目をしていました(笑)。
5、6月は実は日本への帰国ラッシュなんだそうです。特にメモリアルデー前後の週はもうすでに予約でいっぱいだとか。知らなかった…。できればビザが確定してから荷物を引き渡したかったのですが仕方ない。今月半ばに船便の荷物を引き渡し、出国日直前に航空便を取りに来てもらう2段構えになりました。
色々とドラマティックな体験をされているそうですが、最後まで匂わせるばっかりで何も教えてくれませんでした(さすがプロフェッショナルだわ)。
引越し当日ぽろっと話さないかな…。
USCISから通知が来た!Biometricsを取りに行こう!!
お久しぶりです。
夫親戚へ最後のあいさつ回り旅行などしてました。
前回お話しした、移民局からのレシートが引っ越す予定のアパートの住所に来てしまった…という件。どうしたもんかなと考えてるうちにやって来ましたよ!Biometrics(指紋の採取と写真撮影)のお知らせが。やっぱりアパートの住所だね…。
追加の資料提出を求められたら嫌だなと思っていたので、とりあえずホッとしました。(グリーンカード更新の際に、証拠不足で追加資料を提出したことがあるのです。)
採取予定日はちょうど申請書類を送付してから1ヶ月後の来週です。
珍しく手続きの目安日数通りでした。
無事終わりますように。
夫のビザもそろそろかな?
グリーンカードを保持する為に、Reentry Permitを申請する
結婚後グリーンカード を申請し、現在は10年間有効のグリーンカードを持っています。このグリーンカードですが、連続して180日以上アメリカから離れると、永住権を放棄したと見なされ没収されてしまいます。今回私は夫の仕事の都合で日本に行きますが、決してこのまま夫婦で日本に永住すると決めたわけではありません。もし、夫がすぐに日本での生活をやめ、アメリカに帰りたいと思った時にまた一から手続きをするというのは正直苦痛です。グリーンカードの申請にはお金も時間もかかり、精神的なストレスもかなり大きいものです。そこでreentry permit(再入国許可)の申請をすることにしました。これを申請すると最長で2年間アメリカを離れる事ができます。また再度申請する事でさらに2年間延長でき、その後は認められれば(かなり難しいらしい)1年間ずつ追加されるそうです。
心配な事
これはどんな手続きでもそうなんですが、常に”確実な保証はされない”というのが移民の悲しい現実です。この再入国許可も絶対ではありません。この許可を受けていても、入国審査時にオフィサーが永住を放棄したと見なせばグリーンカードを取り上げられてしまう可能性があるのです。特に私の場合、自分の母国に滞在するのでさらに注意が必要なのではないかと予想しています。
最悪のケースを防ぐ為に、
- 自分名義の銀行口座をアメリカに残す、
- グリーンカードに登録された住所で有効な自動車免許証を持つ、
- アメリカ国内に有効な住所を残す
などの対策があるそうです。私たちは不動産を所有していないので、現在の住所であるアパートは解約しなければいけません。そこでグリーンカードの登録住所は夫の実家の住所に変更をしました。さて、間の悪い事に、私の運転免許証は今年の冬に更新しなければいけないんです。オンラインで手続きできるらしいと聞いたのですが、DMVを見るとメインテナンス中との表記が…。
郵送で手続き可能とあるんですが本当だかどうだか…。この為だけにアメリカ来てDMVで延々と待つのだけは絶対に回避したいところです。とりあえず運転免許証も登録住所を夫の実家に変更をしました。
Reentry Permit 申請方法
オンラインのPDFファイルを記入、印刷し、パスポート写真2枚(紛失予防としてAナンバーと氏名を記入)、グリーンカード両面のカラーコピー、夫宛の日本企業からのオファーに関するメール、そして$660のチェックを添えて、追跡ナンバー付きのUPSサービスで発送しました。
金額にびっくりです。どうやら年々値上がりしてるようですね。こんなに高いのに確実な保証がないってすごい…。
ちなみに日本にいる外国人にも同じように「再入国許可申請」というものがあります。在留期間中に出入国を希望する人が申請するもので、1度限りだと3千円、複数回有効のものは6千円が許可された時のみ必要となります。申請自体は無料なんです。永住許可も許可された時のみ8千円を支払います。やす〜。日本って太っ腹なんでしょうか?
早くも問題発生
4/19に移民局からケースを受付けたというメールが届き、4/27にレシートが郵便で届きました。住所変更前のアパートの住所に!
どうしましょう…
参考リンク
ビザのお話 その3
高度人材ポイント制ってわかりやすい!
やっとこ腹をくくった夫は高度人材ビザの申請準備を始めました。
この制度は卒業した大学や、申請者の年齢、年収、職歴、日本語レベル等に応じてポイントが与えられ、合計点が70点以上で優遇措置が受けられます。優遇措置の内容は入国・在留手続きの優先、法律上最長5年の在留許可等があり、さらに80点以上の人材は業務に1年以上従事することで永住許可の申請が可能に!そう、配偶者ビザとほぼ変わらない高待遇なのです。
http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_3/pdf/h29_06_point-hyou.pdf
申請には出身大学の学位証明や日本にいる親戚の氏名、年齢、職業などの情報が必要になります。
夫の日本語は日本人に間違えられるレベルなのですが、残念ながら日本語能力試験を受けた事がなく、日本語専攻でもなかったので、日本語能力のポイントは加算されませんでした。N1、N2を取得しておくと大きなポイントになるので、将来的に移住の可能性がある人は日本語能力試験オススメです。日本語能力試験 JLPT
何度か書類を修正し、実際に申請が完了したのは4月も半ばになっていました。
ビザのお話 その2
電話相談
夫は「とりあえず聞いてみる」と外国人在留総合インフォメーションセンターへ電話を始めました。無料で質問できるんですよ、日本は。しかも英語と日本語で対応してくれる。優しい。便利。心強い。
電話番号はこちらに記載があります↓
「配偶者ビザと高度人材のビザどちらが良いでしょう?」
なんともざっくりとした質問ですが、オペレーターの方は丁寧に説明してくれたようです。
配偶者ビザの方が職業選択の自由もあり(高度人材として在留を許可されている場合、3ヶ月以上その活動をしていない場合−要は退職して次の仕事が見つからないとか、在留許可を取り消されてしまう)、永住許可の申請も早くできる(婚姻生活が3年以上かつ日本に1年以上滞在していれば良い)ので有利な点が多いそうですが、自分の両親を呼び寄せたい場合は高度人材ビザの方が簡単だとのことでした(ちなみにメイドさんも連れて来ることが可能らしい)。
【参考リンク】
法務省:永住許可に関するガイドライン(平成29年4月26日改定)
夫の不安
電話で相談をして少し落ち着いたのか、配偶者ビザにこだわっていた理由を教えてくれました。
「自分の在留ステータスが会社に依存していて不安定なことが嫌だ」
シリコンバレーで働いていた夫は、ビザの延長やグリーンカードの申請に悩む同僚をたくさん目の当たりにしてきました。会社の手続きが遅れたせいでビザの有効期限が切れ、夫婦で帰国を余儀なくされた人、ビザの手続きに時間がかかるからと採用をキャンセルされた人、職場との相性が悪くともグリーンカード取得までは転職ができない人…具体的な例を知っているからこそ、不安で不安でたまらなかったのでしょう。
でもね、高度人材で在留許可を取るしか方法はないのですよ。
ビザのお話 その1
アメリカ人の夫が日本で長期にわたって働くにはビザと在留許可が必要になります。
夫がこれから勤める会社は外国人を多数雇用している実績があったので、「ビザのことは会社に丸投げでいいんだ、ラッキー!」とのんきに考えていました。
悪夢のK-1ビザ
ちなみに…私がアメリカに入国する際はK-1ビザを取得したのですが、弁護士などはつけず自分たちで手続きを進めたので、それはそれは不安な日々でした。暇があれば「K-1ビザ 体験談」とか、止せばいいのに「K-1ビザ 失敗」とか検索してはモヤモヤしていました。ビザに関する問い合わせはアメリカ大使館にできるのですが、なんと有料。全てが手探りすぎて、具体的な質問が浮かばない混乱状態では手が出ませんでした。
私は日本語でK-1ビザを取得して渡米した方々のブログを中心に、夫は英語で公式情報や移民フォーラムを中心にそれぞれ情報を集めてどうにかなったわけです。
在留許可どっちがいい?配偶者?高度専門職?
オファーを受け入れたのが3月初めだったので、ビザの書類を作成・提出に約1週間かけても、4月半ば頃にビザ取得、5月勤務開始なら、アメリカ生活残り1ヶ月半、どこで何食べるか?と私はのんきに頭を悩ませてました。ところがその時、夫は1人悩み暴走を始めていたのです…。
オファーを受けて1週間位たったある時、「ビザの調子どう?」と聞くと、「配偶者ビザにするかハイリースキルのビザにするか調べてもらってる」というじゃないですか!「とりあえず会社がいつもやってる手続きのが慣れてるんだから早くていいじゃん!」と私は言ったのですがなぜか配偶者ビザにこだわる夫。とりあえず調べようと「日本人配偶者 ビザ」で検索すると、『配偶者(日本人)の住民税の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書が必要』やら『日本人配偶者が契約社員でも審査に落ちることがある』やら『外国から移住するカップルの場合、日本人配偶者が先に帰国し、就職後ビザを申請する』やらの情報が盛りだくさん発見されました。私、アメリカで専業主婦してるとこですけど?「配偶者ビザは無理だ」と説明するもなぜか納得しない夫。えー。
思い出すだけでモヤモヤしてくるので、今日はここまで。